17世紀 part05
2020年8月1日17世紀 part06
2020年9月15日フランク・ロイド・ライトとルイス・マンフォードは1928-1959年の長きにわたって所感を交わしていた。しかし、二人の間は第二次世界大戦によって一度は断絶する。らうちは、第二次世界大戦への参戦に反対を表明していた。一方、マンフォードはリベルなら民主党員であり、ヨーロッパ旅行でナチズムの実情を目にしていたため、反対を表明していた。
ライトは言う「今日、誰もが最も卓越した孤立主義者だというのだ?チャーチルとスターリン、その通り。孤立主義者というものは、彼自身の意に沿うにように世界が動く限りにおいては世界と強調するが、いったんそうでなくなれば強調しようとしない、そういう連中の事を言うのだ」
なぜアメリカが自分のことしか考えない孤立主義者を援護しないのかというのである。
そのような考えをマンフォードは、自信の心情とはかけ離れていると見なし、ライトと距離を置くようになる。毎年のように送られてくる手紙にマンフォードは返信をすることがなかった。
ライトはどんなことがあろうと、自分の方から手を着ることはしていはない。
二人の年齢の差が29歳と親子ほど離れていたからかもしれないが。
そのご紆余曲折あり、マンフォードが1951年、ライトからの展覧会のカタログ「生きる建築60年」に「すべてを乗り越えてー都市のおいたF.Ll.W」と書いてあるのを見て、マンフォードは返事を書き始めたのである。